慢性腰痛の治療法 基本その1

考え方を見直す

慢性腰痛の治療法の基本の一つが、悪循環の原因となる考え方を見直すことです。
そこで、今回はいくつか参考にしていただけそうな考え方を紹介していきます。

1つ目は、「すべてか無」ではなく、「ほどほどで大丈夫」という思考を持つことです。
「腰痛で仕事が全然手につかないから、だめだ」というマイナス思考ではなく、「腰痛はだったけど、思ったより仕事ができた」というプラス思考を持つようにすることです。

2つ目は、痛みのことばかり考えないようにすること。
痛みのことばかり考えるようにしていると、ストレスになってしまいます。
運動や楽しいことなどの別のことに集中することを意識するようにしましょう。

3つ目は、実現できるような近い目標を作りましょう。
腰痛で家のことがあまりできずに困っているなら、少しだけでも家のことをすることができたのでよかったという思考を持つようにするとストレスなどの悪循環を断ち切りやすいです。

慢性腰痛の治療法 基本その2

治療の基本2つ目は、日常的に適度な運動や楽しいと感じること、好きなことを行うことです。
これを行うことにより脳からドパミンが放出されるため、痛みを抑える仕組みが活発になり、腰痛が軽減されます。

例えば、実際に以前猫を飼っていた患者さんが、再び猫を買い始めたところ、毎日一緒に遊んだり、猫に癒されたりしているうちに、気づけば慢性腰痛が解消されたということがあります。

慢性腰痛の治療法 基本その3

考え方の見直し、適度な運動や楽しいことを行うようにしていても慢性腰痛が良くならない場合は、薬が服用されます。
慢性腰痛の薬としてよく使われているのが、痛み止めの非ステロイド性消炎鎮痛薬で、他には、アセトアミノフェン、オピオイド鎮痛薬、プレガバリンなどがあります。

2016年3月から、デュロキセチンという薬が新たに慢性腰痛に対して保険適用となりました。脳に作用する薬で、セロトニンとノルアドレナリンの放出を増やして痛みを和らげる仕組みを活発に働かせます。
抗うつ薬としても使用される薬で、従来の抗うつ薬より副作用が少なくなってます。